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白鳥の詩:瓢湖編

瓢湖・ハクチョウの餌付け

新潟県阿賀野市にある瓢湖はハクチョウの湖

として有名である。                    Hyoukob057r

周囲4キロ、面積8haとこじんまりとした湖は

全体が見渡せるので、探鳥にはもってこいの

環境といえます。                                                                

瓢湖は江戸時代の寛永2年(1625年)、

この地帯が大旱魃にあい、その対策として14年

の歳月を費やして農業用水池として人工的に       Hyuoko075r      

造成されたと言われている。

昭和25年、その瓢湖にオオハクチョウが飛来し、

故吉川重三郎氏が4年の歳月をかけ、餌付けに

成功して以来、今では6千羽以上のハクチョウが       

毎年訪れ、全国で1,2を争う一大飛来地になって

いる。
                                                             Pentax_321r_2

本来、警戒心の強いハクチョウを餌付けする

のは難しいと言われてきた。

それを故吉川重三郎が「ハクチョウの好む

餌は何か」「与える方法はどうしたらよいか」    

などど実験・研究を続け成功したとのこと。

当時、ハクチョウの餌付けは世界的にも          Hyouko270r_3      

珍しく、1954年に瓢湖は国指定の天然記念

となり、2005年には鳥獣保護区に、

そして2008年ラムサール条約の登録湿地

に指定され、ハクチョウをはじめとする野鳥

たちが厚く保護されるようになった。

現在、吉川さんの長男の繁男さんが重三郎     Hyouko301r

さんの遺志を引き継ぎ、親子二代で毎日、      

餌付けをされているとのことで、頭が下がる

思いです。

餌付けは、阿賀野市の仕事として市の職員

の方々も行っており、

1日3回、9時11時3時がハクチョウたちの

食事タイムになっている。

もっとも、食事タイムは餌にありつこうとするカモ類が多く、ハクチョウたちは彼らに

圧倒されあまり目立たない感じがする。

瓢湖のカモたちはピーク時で2万羽近くになるそうで、ハクチョウたちのために

始めた餌付けは、いつのまにかカモたちの餌争奪の場になったようである。

  Pentax_290r_2 Pentax_309r_2  Pentax_308r_2 


                        
リズム・ハウス瓢湖

そんな瓢湖に私が最初に訪れた        Hyouko120r

のは、2008年の1月初めのことで、

夜8時過ぎ、湖畔にある宿の 

「リズム・ハウス瓢湖」に到着した。

一人旅であったが、宿の入り口に

数名分の「歓迎○○様」と書かれた    Rimg0550r

表示板があり、そこに私の名前が

あったのには感激してしまった。

その夜は湖のハクチョウたちの

大合唱を枕元で聞きながら、いつ

しか心地よく寝入ってしまった。       Dinner

しかし、一晩中、クオー、クオーと

甲高い声で鳴いていたが、一体

彼らはどんな話しをしているのか

知りたいものである。

「リズム・ハウス瓢湖」は阿賀野市が         Hyouko005r_2

運営する公共の宿ですが、宿泊者に

対し民間の宿同様、従業員の方達は

もてなしの心を持ち、明るく親切に

応対する姿には好感が持てました。

私が宿に到着した日は夕食時間を

過ぎていましたが、夕食を温めなおしていただき冷え切った体が生き返りました。

1泊2食つきで7,000円(現在も同じ料金)。しかもハクチョウの鳴き声つきなので、

お勧めの宿です。もっとも、鳴き声がうるさいという方は宿泊をご遠慮された方が

よいと思います。

さらに、日本野鳥の会の会員の方だと、会の協定旅館に指定されているので、

宿泊料金がなんと10%引きとお得です。

Hyuoko311r_3   Hyouko136rr  Hyouko137rr    


ハクチョウの飛び立ち

朝7時過ぎに瓢湖の畔に立ち、ハクチョウの

飛び立ちを待っていると数羽から、十数羽    Hyouko175r

単位で10キロ近い図体に思い切り助走を

つけながら、迫力ある飛び立ちが見られた。

水面をドテ、ドテと水しぶきをあげながら、

走っていく光景はコミカルで愛嬌があって

ほほえましい。
                                         Hyouko229r

通常、餌付けされていない湖沼では、9時頃

までに、ハクチョウの大半が近場の田んぼへ

食事へ出かけ、空っぽになる。

が、ここ瓢湖は、9時に給餌タイムがあるので、

湖に残っている群れと、早朝、一旦飛び立って、    Hyouko226r_2

舞い戻る群れ。さらに夜、田んぼにいたカモ       

たちが大挙戻ってくるので、湖は大変な賑わい

である。

さらにバスで訪れた観光客が餌を時間に関係

なく、ばらまくので、餌付けされる湖畔は野鳥       Hyuoko309r_2

たちの間で、すさまじい餌とりバトルが繰り広げ   

られ、はたして野鳥たちにとってこれでよいのか

という疑問がわく。

餌に群がるハクチョウやカモたちは、もはや

野鳥でなく飼いならされたペットのようなもの

である。

Hyouko234r_2 Hyuoko214r_2  Hyouko213r_4

 
pencil エピローグ

2度目に瓢湖に訪れたのは2009年12月

初旬で、日本野鳥の会東京の会員らと   Hyoukomap13_3

朝日池・福島潟探鳥会の最終日であった。

昼前に到着したということもあって、瓢湖

がすっかり観光化した感が強く、カモたち

に占拠された瓢湖は、とてもハクチョウの    

湖とは言えない。

何故か空しい気持ちを抱き、帰途のバス    Maphyouko01_2      

に乗った記憶が蘇る。


annoy ブロガーのつぶやき・・・

ハクチョウの餌付けに成功した

故吉川重三郎氏の功績は大きい。

その後、全国の湖沼、河川などで餌付け

により、家族・子どもたちが真近でハクチョウたちと触れ合いことができる

ようになったのは、それなりに評価されるべきだと思う。

しかし、秋田・東能代の小友沼のように、野鳥に一切餌付けをしない野鳥の自然の  

姿が見れる湖沼が、もっとあってよいのではないかと、私は野鳥愛好家の一人として

最近、とみにそう感じている。

     

                        

                          

                        

                          

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