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2011年7月

白鳥の詩:秋田編

皆瀬川と長木川のハクチョウ

私がハクチョウに出会う旅を計画した      P1040031q_3

のは2006年の暮れのことであった。      

2007年3月はじめ、JR東日本による

「大人の休日倶楽部」会員パスで、

JR東日本管内3日間乗り放題の

12,000円という企画があったので、       P8170017q_2

これを利用し秋田へ行くことにした。            

当時、秋田県でハクチョウの飛来地

として、十文字の皆瀬川。大館の

長木川が有名で、東能代の小友沼

も飛来するというネット情報を基に

3ヶ所を巡ることにした。

計画では

 2007年3月2日 秋田新新幹線にて 東京発 07:36 大曲着 10:59 

            奥羽本線にて    大曲発 11:18 十文字着 11:54

             タクシーで皆瀬川の植田志摩へ

             ハクチョウの餌付け場所で探鳥

            奥羽本線にて 十文字発 14:02 秋田着 15:23

                      秋田発 15:28 大館着 17:17

             ロイヤルホテル大館泊

 2007年3月3日 ホテルを6時前に出発

             長木川の白鳥公園付近で探鳥

             7時過ぎにホテルへ戻り朝食

              奥羽本線にて 大館発 08:09 東能代着 8:53

              小友沼へタクシーで行き探鳥

              奥羽本線にて 東能代発 11:40 秋田着 12:28

              秋田市内を散策して15時の新幹線で帰京 

            という予定であった。

長木川の探鳥をメインにしていたので、日中の探鳥となる皆瀬川と

小友沼はおそらくハクチョウは少ないであろうと、下見的感覚で

さほど期待していなかった。


皆瀬川のハクチョウ

皆瀬川は秋田県中央部を流れる     P1030898r

雄物川の支流で、十文字駅から

タクシーにて20分強の所に

ハクチョウの飛来地があった。

昭和51年2月、13羽のハクチョウが

飛来して以来、ピーク時で2000羽

ものハクチョウが皆瀬川に       P1030929r                      

訪れているということであった。

私が現地に昼頃到着したことも

あり、ハクチョウは50羽程しか

見かけなかったが、圧倒的に

オナガガモを主力とするカモが                      

数百羽、川辺で休んでいた。
     P1030936r

小一時間経ち、タクシーで十文字駅

へ戻る途中、田んぼのあちこちで、      

落穂ひろいをしているハクチョウ

たちの群れを発見。

車から降りてしばし撮影。

駅に着いて、タクシーの運転手

から聞いた十文字ラーメンの   

老舗という「丸竹食堂」にて中華

そばを食べた。                                  Marutake_3

味はしょうゆ味のあっさり系で、

細い縮れ麺にチャーシュー、

ねぎ、シナチクと一般的な具が

入っており、まずまずのご当地

ラーメンと言える。


感動!長木川のハクチョウ

大館には夕方到着。ロイヤルホテル大館にチェックイン後、20時

過ぎた頃、探鳥ポイントへ様子見に行った。

ホテルから徒歩10分程度で探鳥ポイントの長木川の大館橋に到着。

白鳥広場あたりまで土手を歩いたが、ハクチョウに限らず鳥の鳴き

声は全く聞こえず、鳥たちの姿形も全くない。川の流れる音だけが

静まり返ったあたりに聞こえるだけ。

少々不安になってきた。明朝、川にハクチョウが本当に飛来してくるの

だろうか。ハクチョウが探鳥ポイントに来なかったら、今回の計画は

徒労に終わってしまう。

明朝、ハクチョウが現れることを願ってホテルへ戻った。

P1040077q_3    P1040086q_3

3月3日朝6時前にホテルを出て探鳥ポイントへ向かう。

いた!朝日を浴び、カモを従え、悠然と泳ぐハクチョウの大軍団。

昨夜は1羽もいなかったハクチョウが早朝、忽然と姿を現し、

昨夜の不安は一気に飛んでいった。400羽超えていたであろうか。

ハクチョウの光輝く雄姿に、私は感動のあまり我を忘れシャッターを

押しつづけた。

長木川にハクチョウが飛来し、

昭和57年に「大館白鳥の会」が設立。    P1040023q_3

以来、餌付け活動が続けられ、

毎年、ハクチョウが300羽以上

飛来し、白鳥広場は市民や観光客

の憩いの場になったようである。

当日も対岸で餌をまいている方を

見かけ、ハクチョウやカモたちが

集まっていた。

P1040041p_7  P1030997q_5  P1040045p_3             

7時過ぎ、ホテルへ戻り、朝食後、次の探鳥地・小友沼へ向かった。

小友沼のハクチョウについては「バックトー・ザ・小友沼1」で触れて

いるので割愛。

ハクチョウ探しの秋田編による回想録はここで終了だが、

今、皆瀬川も長木川もとんでもないことになっているようだ。


皆瀬川・長木川のハクチョウは今・・・

2007年1月から3月にかけて宮崎県、岡山県、熊本県で発生した

「高原性鳥インフルエンザ」の予防対策として、皆瀬川の横手市、

長木川の大館市では2007年10月から野鳥への餌付け禁止と、

川への一部立ち入りを実施した。

以来、年々、ハクチョウやカモの飛来は激減し、2011年3月、両川

ともハクチョウが全く見かけなくなったと地元メディアやブログが

伝えている。

きわめて残念なことである。餌付けの良し悪しは置いといても、

観光名所となっていた川にハクチョウが飛来しなくなるということは

寂しいことだ。

餌付けで集まったハクチョウは餌付けがなくなると、掌を返すように

去ってしまう。ある意味で彼らは合理的というか割り切っていると

いうかドライな生き物である。

餌付けしないでもハクチョウたちが川へ飛来するような方策は考えら

れないのだろうか。

酒田市の最上川ではハクチョウの好物であるマコモを地元のこども

たちが植栽し続けているという。

当事者でない私がとやかく言う資格はないが・・・

朝日池・福島潟探鳥記

日本野鳥の会東京による遠出探鳥会について

日本野鳥の会東京は全国の旧支部の中で、一番会員数の多い

組織となっており、泊まりの遠出探鳥会が頻繁に行われている。

探鳥専門のツアー会社に比べると、ツアー       Canon_001r

代金は割安であるともに、手配されるバス

も大きめで、かなりゆったり感がある。

ツアー世話人は通常2~3名で、会の役員

クラスの方が担当することになっており、

当初の探鳥地予定の状況変化によっては、              Rimg1410r

急遽一部変更したり、追加したりと臨機

応変の判断と対応が必要とされる。

何せ相手は勝手きままな野鳥と天候で

あるゆえ、当初の予定通り探鳥が行わ

れるケースは少ないような感じがする。

ツアー参加者はほとんどが会員の方で、        Canon_017r

年齢的にはかなり高く、男性は定年退職

された方や事業主が多く、20~30代の

若い方はきわめて少なく残念だ。

女性は主婦の方が大勢を占め、年齢も

高く、やはり若い方が少なく華やかさと

元気に欠けるきらいがある。

若い方の入会を促進していかないと、更に高齢化が進み、探鳥会が

できなくなるのではないかと、会員の一人として私は心配をしている。


朝日池・福島潟探鳥会

今回の探鳥地は新潟県にて、2009年12月4日(金)~12月6日(日)の

2泊3日の予定で、

12/4 新宿駅西口→練馬IC関越自動車道→長岡IC北陸自動車道→

    朝日池探鳥→米山水源CC&ホテル泊

12/5 朝日池にて早朝探鳥会及び朝食→福島潟に移動し探鳥→菱風荘泊

12/6 福島潟で早朝探鳥会及び朝食→瓢湖で探鳥して帰京

というようになっていた。

参加者は総勢25名で2名が世話役という構成で、全員、会員であった。

12/4の朝7時。

観光バスで新宿駅西口を出発。       Rimg1386r

8:10 関越道の高坂SA到着

8:25 高坂SA出発

9:45 谷川岳PA到着

    施設内に谷川岳の湧水が引いてあり

    24時間、無料で利用できるとのこと

     なので、ポリタンク持参で水を汲み取る客が結構目立った。

10:05 谷川岳PA出発

11:45 米山水源ホテル到着             Yoneyama

     今夜宿泊予定のホテルでしばし休息

12:15 同ホテルを徒歩にて出発

    朝日池の探鳥ポイントへ向かい

    途中、大潟水と森公園に立ち寄る

13:10 朝日池探鳥ポイント到着

     17時頃まで探鳥を行い、ホテルに17時30分到着。18時より

     夕食と鳥見談義。


朝日池について

朝日池は新潟県でも南部にあり、最寄りの

駅は Pentax_023rJR信越本線潟町駅で、徒歩15分

とアクセスが良い位置にある。

そして朝日池は、県立大潟水と森公園内に

あることから、公園内で昼食をとり、散策し

ながら野鳥と池の水鳥をゆっくり楽しむこと

ができる。
   Pentax_138r_2

さらにハクガンや珍鳥が飛来することから

人気の探鳥スポットになっているようだ。     

面積は79haと比較的大きめの潟湖で

あるが、池全体が見通せるので探鳥には

もってこいの場所と言える。

大きな地図で見る

朝日池での探鳥

3~4日前、朝日池にハクガンが

30羽近く飛来しているとの情報を、       Pentax_035r

ツアーの担当者が得ていた。

それで、参加者全員、期待して

探鳥に臨んだが、翌早朝、彼らは

現れることはなく、その後の

探鳥も出会うことはなかった。             Pentax_044r_2

朝日池に到着したのが午後だった         

ので、マガモを中心としたカモ類が

多少池に浮かんでいた。

      
マガンはお出かけ中にて留守。        Pentax_050r_2

羽を休めているオオヒシクイが

10数羽程度、中州にいたのみ。      

その外、カンムリカイツブリや

ミコアイサを見たぐらいで、

珍しい鳥は見かけなかった。                                

朝日池の上空を時々、マガンやオオヒシクイが通過したものの、

ほとんど池に着水することはなかった。

翌朝、5時30分にホテルを出発。昨日の探鳥ポイントへ向かい、

マガンたちの塒立ちを見る。確かにマガンは池から飛び立った

ものの、せいぜい全部で1000羽程度だろうか、迫力ある光景とは

言い難かった。そして、何故か再度着水していた。

Pentax_140r  Pentax_127r 

1時間程度の朝の探鳥後、7時過ぎにホテルへ戻り、7時30分から朝食。

9時に次の探鳥地へ向け、出発。

大きな地図で見る

佐潟での探鳥

探鳥計画が変更され、当初予定していなかった佐潟へ立ち寄ることに

なり、10時30分前に到着。1時間程度の探鳥ではあったが、私自身

としては、今回のツアーで一番気に入った探鳥地となった。

佐潟はラムサール条約登録湿地となって     Pentax_158r

おり、佐潟周辺の自然環境がしっかり

保全されている。

佐潟には何故か昔懐かしき自然

そのままの姿があり、心が和んだ。

潟のほとりに「佐潟水鳥・湿地センター」

があり、野鳥観察と植生を含めた自然        Center

環境学習や地域住民との交流の場と

なっている。

潟の面積は43.6haと朝日池よりさらに

こじんまりとしており、水鳥をまじかで

観察できるので、1時間の探鳥といわ

ず、半日ぐらい過ごしたいと思った。

佐潟探鳥の成果として、ミコアイサが10数羽、横一線に並び次々と

もぐり、魚を獲る光景を見た。その光景は私自身、はじめての経験

だったので、ちょっと感動してしまった。

ここでもマガモが多かったが、コガモ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリ

カイツブリなどをみかけ、さらに潟のほとりの樹木でチュウヒもみかけた。

Pentax_164r  Pentax_175r


「水の公園 福島潟」

佐潟を11時45分に出発し、12時30分に    Rimg1443r

「水の公園 福島潟」へ到着。

公園内にある「ビュー福島潟」そばの

食事処「川舟」にて昼食。

川舟は昔の民家を再現した趣ある空間に

なっており、囲炉裏や漁具の展示もあって、

いつもと違った雰囲気で食事ができた。            Rimg1444r

「ビュー福島潟」は福島潟の歴史や動植

物を紹介する情報発信基地になっており、

3階からは福島潟の360度展望が楽しめる。

「ビュー福島潟」から潟よりに行った所に、

「潟来亭」(かたらいてい)というヨシぶき屋根

の休憩交流施設がある。

潟にマッチして風情のあるこの施設は、古きよき時代が偲ばれ、

野鳥観察に花を添えている感じだ。

大きな地図で見る

福島潟での探鳥

Pentax_203r_2  Pentax_187r  Pentax_190r   

13時30分過ぎから福島潟のほとりを探鳥。

潟来亭を過ぎたあたりで、タゲリが400羽近く光輝きながら空を旋回

している光景にでくわした。また、ケアシノスリの飛翔の雄姿も見る

ことができ、結構、感動した。

周辺には田んぼがあり、お休み中のヒシクイの群れや、ハクチョウを

所々で見かけ、のどかな風景であった。

17時過ぎ、宿泊予定の菱風荘に到着。18時より夕食。

菱風荘は「水の公園 福島潟」の中にあり、窓から福島潟が見える。

その本館に宿泊したが、宿の入り口付近に囲炉裏を囲んで広い板の

間の休憩所があり、夕食後、十数人の参加者と鳥見談義や雑談に

花が咲き、楽しいひと時が過ごせた。

太平洋戦争で田舎に疎開した時の話しや、普段では聞けない

出来事が聞け、一般的な旅行ツアーでは経験できない思い出が

作れ、意義ある探鳥会となった。

探鳥会最終日、宿を6時前に出て、観察小屋の

「雁晴れ舎」まで行き、早朝探鳥会を行った。     Pentax_219r

この日、霧で視界が悪く、福島潟は広い上、

アシに隠れて野鳥たちがよく見えない。

ハクチョウだけは視界に入り、飛び立ちも

見られたが、ヒシクイやマガンの塒立ちを

見ることはできなかった。                        

おそらく、暗いうちに飛び立ったのでは             Pentax_234r

ないだろうか。潟で見かけたのは多くの

カモ類で、ヒシクイやマガンと早朝入れ

替わって休んでいるという感じだった。

1時間程度の探鳥を終え、宿に戻り、

7時30分から朝食を摂った。

世話役が昨日から、シジュウカラガンが      Pentax_266r

福島潟にいるとの情報で、地元関係者と

連絡を取り合っていたが、今朝の最新

情報をもとに、急遽、その場所に行く

ことになった。

8時30分、宿を出発。9時10分過ぎに桜並木近くの田んぼで

41羽のシジュウカラガン(観察地点から150mぐらい離れていた

ので、写真ではぼやけてよく見えない)を発見。

参加者全員、感動の嵐で喜びあった。

今回の探鳥会でハクガンが見れなかった代わりに、何とか

シジュウカラガンだけは参加者に探鳥させたいという世話役の

執念が実った形となった。

世話役に感謝、感謝である。

再度、宿へ戻り、10時35分に最後の探鳥地・瓢湖へ向け出発。

11時に現地到着。1時間程度の探鳥?で帰京することになった。

瓢湖に関してはすっかり観光化して、探鳥会としては不適で、

記述は割愛。

2泊3日の探鳥会はここにて終了。

pencilエピローグ

帰りのバスで恒例の鳥あわせが行われた。

ツアー全行程で観察された鳥は54種であったが、探鳥暦3年の私は

そのうちの半分ぐらいしか当てることはできなかった。

探鳥会参加を重ねていくうち、8割以上当てることができるように

なればいいと、私はのんびり構えている。

(出会った鳥たち)

カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、

チュウサギ、アオサギ、シジュウカラガン、マガン、オオヒシクイ、

オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、トモエガモ、

ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、

ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、ミサゴ、トビ、

オオタカ、ケアシノスリ、ノスリ、チュウヒ、キジ、オオバン、タゲリ、

コミミズク、カワセミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、

ショウビタキ、ツグミ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、

アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、

ハシブトガラス、カワラバト   以上

pencilエピローグ2:福島潟での環境保護活動

福島潟では、豊な自然環境の保全が、所轄の豊栄市による整備

事業や、地元ボランティアを中心とした市民、小学生によるマコモの

植栽、手づくり池の取り組みといった、たゆまぬ努力によってなされて

いるという。

さらに、環境調査や福島潟に関する自然学習、講演会、小学校での

学習授業などと、調査・啓蒙活動も盛ん行われているので、福島潟の

自然環境保全がこれからも絶えず次世代に受け継がれていくのでは

ないだろうか。

 

                 

    

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