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日本野鳥の会

湘南タゲリ米

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秋田内陸線

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2012年9月

五穀豊穣!タゲリ米の里へ

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こんな所にナマズが!

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水気のない田んぼの水路。

よく見ると堆積した泥の中に

ナマズがいました。                           Dsc02241r

会のリーダーがナマズを

手でつかみ私たちに

見せてくれましたが、

しっかりひげがあり、

本物のナマズでした。

ナマズはここで越冬し、

来年の田植え時、川に戻るのでしょうか?

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また、別の水路の泥の中からどじょうの子供を見つけた人がいて、

手に乗せ見せてくれました。

どじょうは水がなくとも、水分を含んだ泥があれば生きていける

そうですが、彼らの生命力の強さに私は感動しちゃいました。


「タゲリ米の里・探鳥会」

それは、9月22日、秋分の日に    Dsc01993r

開催された

「タゲリ米の里・探鳥会」での

出来事でした。

この企画は日本野鳥の会

神奈川支部と湘南の自然    Dsc01999r

保護グループ「三翠会」との

共催によるものでした。

で、私は一般参加させてもらい

ましたが、タゲリ米の里で探鳥

より、残された湘南の自然を

大いに楽しんだわけです。     Dsc02074r

小出川沿いに秋の気配を

感じながらの探鳥ですが、

一行は道すがら咲き始めた

彼岸花や野の花や蝶をみる

たび、立ち止まり観察していく。

そして、鳥の鳴き声や鳥の         Dsc01990r

飛翔を見ては「あれはムクドリだ」

「あっ!コガモだ」などと誰かが

叫ぶ。皆さん、探鳥モードへの

切り換えが、さすがに早い。

探鳥できた鳥の種類は

18種類と、今の時期として        Dsc02112r

まずまずといったところでした。

私の目についた鳥としては、

カワラヒワ、イソヒヨドリ、

イソシギ、カワセミ、コガモなどで

コムクドリは残念ながら未発見。


魚類調査の投網打ち

今回、小出川で魚類調査の投網打ち実演が、三翠会の方

によって行われました。

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おそらく田んぼと川とを往来する小さな魚たちの生態を

調査するのが趣旨だと思います。

投網打ちは結構経験がいるということでしたが、何とか成功。

小魚がひっかかりました。

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これは「オイカワ」という全国的にどこでもいる一般的な魚ですが、

田んぼにも入り込んでくることによって、自然環境が守られて

いる証になるわけです。


ビオトーブ、魚道

さて、一行は探鳥から田んぼ周辺の生き物環境保護の

様子を見学するコースへ移ってきました。

田んぼに水が張られるのは5月から8月末の4ヶ月程度。

その後は、田んぼに水がないわけで、川へ戻れない

小さな生き物たちを守るため、休耕田などをビオトーブに変え、

生息場所を確保しています。

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三翠会ではソーラーパネルを

使い、太陽エネルギーによって、     Dsc02157r

ポンプで水をくみ上げ、

ビオトーブに水を注ぐ。

そうすると、川へ戻れなかった

生き物たちはこのビオトーブで

しばらく暮らすことになり、

水がないことによる死滅から    Dsc02155r

逃れることができる。

今、ビオトーブは市内で滅んで

しまった「ヒルムシロ」という

貴重な植物が、びっしりと生え、

再生しています。

小さな生き物たちによって、このビオトーブは押すな押すなの

すし詰め状態になっているのではないでしょか。

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一方、「魚道」は小出川から田んぼへナマズやドジョウ、

モツゴといった魚たちを呼び込み、生き物たちが田んぼで

卵を産んだら、再び川へ戻れるようにと作られた仕掛け物です。

三翠会の方々は、魚たちが川と田んぼを往来できるよう、

いろいろ工夫され、傾斜や段差をつけているという説明がありました。

「魚道」はいわば魚たちの生命線になっており、今年6月の魚類

遡上調査で63cmもの大ナマズが定置網に入ったそうです。


稲刈りが始まったタゲリ米の里

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さて、一行は今回、私が最も期待

していた、黄金の稲穂でゆれる         Dsc02115r

タゲリ米の里へと足を運びました。

里は実りの秋を迎え、所々で

稲刈りが始まっていました。

我々一行の前に広がる田んぼは、

全てタゲリ米生産の協力農家の

もので、6haあるということです。    Dsc02260r

農薬散布を最低限に抑え、

無農薬に近い状態でお米を栽培

していただく。

そして、生き物たちが生息できる

やさしい自然環境作りに賛同

していただいた農家から、               Dsc02153r

三翠会がお米を通常より高く

買い取る。

それを、お米の安心、安全と

環境保護に理解のある消費者へ

タゲリ米として販売していく。

そうすることにより、協力農家の方々が、安心して米作りが続け

られるようしてもらうことが三翠会の目的となっています。

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鎌による稲刈り体験

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今回、稲刈り中の農家の方の好意により、会の参加者へ鎌による

稲刈り体験が行われました。

私も稲をひと株、刈りましたが、稲はしっかり大地に張りついていて、

力を入れて刈り取らないと直ぐには切れませんでした。


稲刈りの方法

ここタゲリ米の里ではお金の

ない人(手作業にこだわる方も           Dsc02252r

いらっしゃいますが・・・)が

稲刈り鎌で。

ちょっとお金のある方は

バインダー(刈取機)で。

さらにお金に余裕のある方は

自脱型コンバイン(稲刈りを             Dsc02265r_3

しながら脱穀していく機械)で。

というように、三者三様の

稲刈りを同時に見ることができ、

私としては農業の知識を増やす

上で、”大収穫”でした。

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さて、タゲリの里を後にしようとしたところ、

稲穂にアマガエルを見つけた方がいて、私に見せてくれた。

アマガエル君!君も頑張っていますね。

今日の企画をされた三翠会の方々。日本野鳥の会神奈川支部の方々。

そして稲刈り中のタゲリ米生産協力農家の方々。ありがとうございました。

ついでにアマガエル君!ありがとう!

大連紀行②:昔日の面影を訪ねて

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瀋陽から大連へ

私は2005年9月10日から始まる     Cimyor   

「大連国際服装博覧会」を

見るためだけでなく、

実は前々日の8日夜には、

大連入りしていました。

9月8日 成田から瀋陽の飛び、                                瀋陽駅

博覧会の関係者にお願いして       Rimg1092r

いた通訳の学生の案内で、

瀋陽に保管されているという

「あじあ号」(戦前、満鉄を走った

特急で、当時世界最速の

時速130kmを出した機関車)を                                                                    

見るのが今回の中国行きの            

目的でした。                    06

「あじあ号」は瀋陽で移動を

繰り返されたらしく、タクシーで

市内を走り回り、やっと所在

場所を突き止めました。

しかし、戦前の世界の蒸気

機関車を一堂に集めた

「鉄道博物館」を建設して      

いる最中で、何台もシートに

包まれた機関車を遠くからでしか見ることができませんでした。

瀋陽から大連へは、戦前、満鉄の「あじあ号」や「はと」が

走った同じ鉄路を、中国の汽車で4時間半かけ、行くことにしていました。      

乗った汽車は夜行列車のようで、

3段ベットのままの状態で乗り、          Rimg1093r

乗務員が元に戻すことは

しなかった。

車窓から見える田畑、荒野などの

風景や、停車した駅の様子を

眺めながら、戦前もこんな風景が

展開されたのではないかと、

一人、想像してみたりした。

まあ、横になってくつろげるので、それもいいかと思いながら、

時々、横になって通訳とおしゃべりしながら、時を過ごした。

大連駅に着いたのは19時を過ぎ、通訳にホテルまで案内して

もらい、その日は彼と別れた。

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大連について

大連は遼東半島の最南端に位置し、東北、華北、華東地区が

世界各地と繋がる海上の門口であり、最も重要な港、貿易、工業、

観光都市となっています。

大連は唐の時代、小さな漁村に過ぎなかったのですが、1880年代、

清朝が大連湾北岸に砲台を築き、都市が形成され始めた。

そして、日清戦争後の1898年、三国干渉の代償として、清から

関東州(大連、旅順など)を租借したロシアが、東清鉄道の終着駅を

設け、「ダーリニー」と名付けた。

しかし、1904年の日露戦争に勝った日本は、翌1905年、ポーツマス

条約により、日本に租借権が譲渡された。

大連湾から取った「大連」が都市名として採用されたが、ロシア名の

ダーリニーと発音が似ていることにもよるそうです。

さらに、日本は、1906年、鉄道事業の拠点として、

大連に「南満州鉄道(通称満鉄)」の本部を置き、鉄道関連事業を

展開していくことになった。

1906年以降、建設された満鉄本社、銀行、公共施設などは

日本人設計者によるもので、今でも中山広場中心に残っています。

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大連港第二埠頭

9月9日の朝、通訳と日本人が戦前建設した建物を中心に

電車、バス、タクシーを利用し、市内を回ってきました。

そして、最初に訪れたのがこの大連港第二埠頭。

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戦前、この埠頭は満蒙開拓団の玄関口として、戦後は日本への

20数万人引揚者脱出港として、数々のドラマが生まれている。

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埠頭近くにあるこのビルは「旧満鉄大連埠頭事務所」で、1926年に

竣工し、当時、大連一の高層建築だったと言われています。


ラストエンペラーのロケ地となった船客待合所

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そして、船着場に1924年、「船客待合所」が設けられ、この写真が

2階の「船舶待合所」で、1階に鉄道のプラットホームが作られ、

満鉄線への乗り継ぎが容易にできるようになったそうです。

この「船舶待合所」は映画「ラストエンペラー」で、天津港から本国に

帰る英国人家庭教師のジョンストンを愛親覚羅溥儀が見送るシーンに

使われています。

ジョンストン(ピーター・オトウール)が待合所を歩いて船着場に行く途中、

突然、数人の中国人楽隊が現れ、「蛍の光」を演奏し始め、その演奏に

合わせジョンストンが消えていく光景が、今でもはっきり思い出せます。


中山広場の旧日本建築物

大連はロシア統治時代に、パリの町並みを模倣して作られた

だけあって、広場が多く、放射線上に道が別れたりしている。

中山広場はその典型で、広場を中心に戦前、日本人が建てた

建築物が今もたくさん残り、今も現役として中国側が使用して

いる例も多い。

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旧中国銀行大連支店               旧大連東洋拓殖ビル

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旧大連市役所                   旧大連大和ホテル

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旧大連民政(警察)署               旧朝鮮銀行大連支店

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旧横浜正金銀行大連支店              旧関東逓信局

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旧英国領事館(現大連金融大廈)       大連人民文化クラブ


旧満鉄関連建築物

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旧満鉄(正式名:南満州鉄道株式会社)本社

満鉄は1906年に設立。

大連市に本社が建てられ、           Rimg1156r_2

鉄道事業を中心に広範囲に

渡る事業を展開。

当初、満州経営の中核となった。

しかし、満州国が1932年に設立

されると、満州国の首都の                                                     

新京市(現在の長春市)に

本部が置かれ、そちらが

事実上の本社となった。(右の写真は旧満鉄大連図書館)


大連の繁華街

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大連の繁華街は中山路(旧西通)と     

解放路、友好街に囲まれた一角に         Rimg1188r_3

集中して、ホテル、商業施設や

飲食街などがあります。

大連に唯一、進出していた日本の

量販店「マイカル大連」は日本が

引き上げ、中国独自資本で経営

されています。

飲食として日本からは「吉野家」

「味千ラーメン」「ぎょうざの王将」       

などが出店しています。               Rimg0959r_3   

このうち「味千ラーメン」は日本で

馴染みうすいものの、中国では

好評で現在、450店舗(日本は

100店舗:熊本市に本社)以上と

他の日本外食チェーンを圧倒して     

います。ラーメン一杯20元(日本              Rimg0962br_2

円で300円ぐらい)で食べられ、

とんこつベースのスープですが

安く確かにうまいの一言です。

日本のファッション進出としては

イトキンさんが立派なビルを

持たれ商品の展示販売もされていました。

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大連観光の最後は「大連駅」です。

大連駅は満州国時代に上野駅をモデルに作られ、表玄関口は

当時のままの姿なので、古きよき時代の証となっています。

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ところで、大連駅裏の開発が進み、近代的な裏玄関の大連駅が

できています。

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大連の満鉄時代、1934年から1943年にかけて大連からハルピン間の

943kmの鉄路を、超特急「あじあ号」が、最高時速130kmのスピードを出し、

12時間30分で走った。日本の鉄道技術の叡智を集め完成された

「あじあ号」は蒸気機関車ながら、冷房車両もあり、当時としては

世界高水準レベルの特急だと言われています。

特急あじあ号を牽引した機関車は全部で12台作られたが、

終戦時、ソ連軍に大半撤収され、今、中国に保管されているのは

瀋陽の「鉄道博物館」に「パシナ751」。大連の車両区に「パシナ757」の

2台あるのみです。

瀋陽の「鉄道博物館」は非公開(中国の学生だけの研修施設)のため、

大連の「パシナ757」のみ見学可能です。

写真は友人が大連に行ったとき、現地で撮った「あじあ号」の機関車です。

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大連について思うこと

今、中国では尖閣諸島問題で反日デモが拡大しており、

終息の兆しが見えない。

大連でも反日デモが行われていると思われるが、他の都市に

比べると小規模でメディアに出てきてないようです。

大連はもともと親日的で、戦前、20万人の日本人が住んだ町でもあり、

日本語が話せる人も多い。

大連は日本人が安心して訪れることができる唯一の町では

ないでしょうか。

温暖な海洋性気候に恵まれ、海鮮料理もうまく、日本料理の

お店も多い。

ノスタルジックな過去と現代が交錯する町:大連。

一度訪れることを、皆さんにお勧めします。

大連紀行①:国際ファッションの祭典

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大連国際ファッション・カーニバル

2005年9月10日

私は大連の星海湾広場にある      Rimg1050r

大博覧会場の前にいました。

この日から始まった

「国際カーニバル」のパレードの

行列が、次から次へと現れ

私もすっかり見入っていました。

会場周辺はにぎやかな祭り          Rimg1055r

一色に包まれ、観客も仮装姿で

クラッカーを鳴らしたり、テープを

投げたり、多くのカメラマンが

飛び交いあちらこちらの祭りの

光景を激写していました。

大連では毎年9月初旬に

「国際服装博覧会」と同時に

「国際ファション・カーニバル」の       Rimg1049r_2

2大イベントが開催されます。       

主催は大連市政府で、

星海会展センターと大連世界

博覧広場にて

「大連国際服装博覧会」。

そして、人民広場から中山広場    Rimg1054r

までの4.2kmに渡って、               

大連各企業や各種団体(舞踊団、

芸術団等)といった60チーム、

4000人が参加。

花車などや派手な衣裳をまとった

集団によるパレードが繰り広げ     Rimg1052r

られ、町全体がにぎやかな祭り

一色に包まれます。

35万市民の喝采の中、進む

パレードは平和で国際色豊かな

町:大連を象徴しているようで、

私も一種の感動を覚えました。

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大連国際服装博覧会

さて、何故私がその時期、大連にいたのかというと、私の友人が

「大連国際服装博覧会」への日本企業参加誘致担当者であったため、

私もその関係者として博覧会に潜り込めたということです。

博覧会主催者:大連市の招きに応じ、日本アパレル産業協会

(略称アパ産協)と繊研新聞の方達が、博覧会視察団として

大連を訪れた時、私も便乗し同行させてもらったのですが、

イベントの数々が見聞でき、滅多にない経験をさせていただきました。

この時ほど「持つべきは友かな」と、友人に今でも感謝しています。

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オープンセレモニーは大連の市長と、日本からの視察団責任者及び

会の関係者とで、花のテープカットにより行われました。

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会場の入口ではチャイナイ服を着たモデルさんたちが、入場者を

お迎えする列を作っていましたが、モデルさんたちは皆さん背が高く、

美形で、すらっとしていて、心ときめくというか壮観な眺めでした。

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会場は中国各地の国内ブランドの展示が中心でしたが、韓国、台湾、

マカオ、他海外ブランドもあり、日本からはブライダルの桂由美先生や

ファッションビルを持っているイトキンさんなど、大連に販売拠点を

お持ちのメーカーさんがちょっとブースを出されていた。

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ひときわ目立ったブース

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凝ったディスプレイ

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モデルさんのいたブース

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その他のブース

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日本のギフトショーや繊研新聞さんのIFFといった展示会でも

中国のアパレルメーカーさんがブースを出されているわけですが、

地元中国での展示ブースは装飾、照明、ディススプレイ等、

かなり力が入っており、日本のそれとは雲泥の差です。

ただ、ファッションそのものはどうかというと、中国国内のバイヤーさんが

対象となるので、中国の方たちの趣向に合うデザイン、シルエット、素材

となり、はっきり言って洗練されたグッドセンスのものは少ない。

それで、日本の素材やデティールにこだわり細やかさのあるアパレル

メーカーさんに出展して欲しいというのが、中国側の事情のようです。


大晩餐会と大イベントショー

夕刻になると、大広間の場所に        Dscn1071r

移動して、招待者対象の

大晩餐会が開かれた。

海外や、日本の方もいらっしゃって、

数百人の招待者と関係者の席に、

料理が次々と並べられた。

食の中国だけあって、豊富な食材に    Dscn1069r

満ちあふれたボリュームある料理は、

とても食べきれるものではなく、

大盤振る舞いに恐れ入りましたと

いう感じでした。

宴は2時間ほど続いたところで、

次のお楽しみが待っていた。

ひとつは室内の大広場で広げられるパフォーマンスやマスゲーム

のようなイベント。そして、ショー会場でのファッションショーと

夜の祭典が繰り広げられた。

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中国は国土も広いし人間も多いが、酒宴にしろイベントにしろ

やることがデカイ。多くの観客を招待し、色とりどりの光の中、

大勢の演者が一斉に同じ動きをし、パフォーマンスをしていく光景は

日本ではなかなか見ることができない。

祭典の楽しさを盛り上げるため、金をふんだんに使うチャイナパワーに

私は唖然とするばかりの1日でした。

色・鳥どり

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鳥の色シンポジウム

8月25日(土)13:00~16:30      Toridori_2

東京大学農学部の弥生講堂

一条ホールで

「日本鳥学会」主催による

「鳥の色シンポジウム」が開催。

それに私は聴講してきました。

私が東大のキャンパスを訪れた

のは、今から40年以上前、

夏目漱石の小説『三四郎』に

出てくる通称「三四郎池」を

見るためでした。

当時、学生だった私は       046r

作中、三四郎と美禰子が

出会った「三四郎池」の光景を

再現するため、わざわざ

用もないのに、東大キャンパスへ

でかけたのです。

なんだ、普通の池じゃないか。   045r

確かに心字池というだけあって

「心」の字の形をした池では

あったが・・・

感動に浸ることなく、さっさと

池から離れた記憶が

いまだに強い。                    048r

で、東大の赤門は知っていたが、

弥生門から入って弥生講堂に

行くキャンパスルートは

初めてで、赤門からの構内風景

とは少し違って見えた。

弥生門を入ると見事な枝ぶりの    049r

スダジイ(ブナ科)が私を迎えた。

そしてキャンパス内は樹陰に

よって涼しげに見えました。

会場となった弥生講堂は

総ガラス張りのモダンな

建物になっており、一瞬、

美術館かと思ったほど想像して

いた古びた講堂とは似ても

似つかない物でした。


シンポジウムの内容

シンポジウムは川上和人さんによる司会進行で

13時30分より始められました。

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スケジュールは下記の通り

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PART(0) 「誰のための色」 川上 和人

PART(1) 「色とは何か~色と光が織りなす不思議」 森本 元

Pro5

PART(2) 「日本で人気の鳥・世界で人気の鳥~古今東西

       画家人気度ランキング」 高橋 雅雄、大山 敦士

Pro1

Pro3

PART(3) 「鳥が見ている異次元の色の世界

       眼・色・こころの進化」 田中 啓太

Pro2

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PART(1)、PART(3)の講演は、内容的にそれほど難しくは

なかったのですが、鳥学初心者向けに基本的な事を説明しようと、

細かく述べられた為、逆にわかりにくくなっていたようです。

それにひきかえ、PART(2)は元吉本の芸人だったという

自称(世界でただ一人の)アートテラーの「とに~」こと大山さんと

鳥研究者の高橋さんとの掛け合いトークはおもしろく、爆笑ものでした。

私の後ろで聞いていた親子連れの3人の子どもたちが(前のセッションで

完全に眠っていた)、このセッションが始まるといきなり起きだし、

身を乗り出して聞きいり、笑いころげていました。

まるでNHKのお堅い教育番組から民放のバラエティ番組にチャンネルが

変わったかのようでした。

元芸人と鳥研究者とによる今回の新しい試みは、大成功だったと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

森本さんと田中さんの話しはかなり共通部分が多く、お二人の話を

総合的にまとめると、次のようになるかと思います。

人間は可視光線の長さによる3原色に基づいて色を識別する。

それに対し鳥や一部の動物たちは、人間では見えない紫外線を

見ることができ、当たった紫外線に反射してきた物を色として

認識している。つまり、4原色によって色を見分けている。

鳥の羽毛が派手(オス)なのは繁殖期にメスを惹きつけるため、

鮮やかになり、それを過ぎると地味になる(エクリプス)

鳥の羽の色は年齢や季節によって変わり、換羽(羽毛が抜け変わる)

期はみすぼらしくなるが、新しい羽毛で美しくなる。

鳥の綺麗な羽の色は色素による発色と構造色による発色の

組み合わせにより認識される。

鳥の色素にはカロチノイド系(赤~黄系)、メラニン系(黒系)とがあり、

構造色は羽毛の物理的な構造に光が反射することで、

特定な色として反映し、認識される。                                                                   

といったような内容で、色の見え方など基本的なことについて語られました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

PART(2) 「日本で人気の鳥・世界で人気の鳥~古今東西

       画家人気度ランキング」 高橋 雅雄、大山 敦士

このセッションは鳥類研究者の高橋さんと元吉本の芸人だったという

通称「とに~」こと大山さんとによる、掛け合い漫才のようなトークで

進められました。

たとえば 高橋さん「派手な鳥の写真を集めたのですが・・・」

 大山さん「派手な鳥は鳥全体の何パーセントぐらいですか?」

 高橋さん「何パ・・・えーと・・・」 大山さん「鳥学会の人でしょう・・・」

 館内爆笑の愉快なバラエティトークショーのようで、シンポジウムは

 一気に盛り上がりました。

鳥が描かれている名画で高橋さんが取り上げたのは

伊藤若沖(じゃくちょう)の群鶏図(江戸時代)・・・ニワトリ

Gunkei

宮本武蔵の「枯木鳴鵙図」(江戸時代)・・・モズ

Mozu

ゴッホの「ヒバリの飛びたつ麦畑」・・・ヒバリ

Gofo

などで、名画の中に描かれている鳥など動物を探して

名画を楽しむのもひとつの名画鑑賞法ではないかと語られた。

(注)上記3つの絵画は次回、ブログ更新時に削除します)


「鳥選抜総選挙」:鳥人気度ランキング

二人のトークの中で一番興味深かったのはAKB48を真似して

美術全集に載っている絵画の中で鳥が描かれている人気度ランキングを

「鳥選抜総選挙」という形で行い、日本と西洋とで比較したことです。

日本は南北朝時代から近代。西洋はルネッサンスから20世紀初め。

という期間で、名画の中に鳥が出てきたら1票(数羽いても1票)と

カウントしていってたらどうなるか。その結果が下記です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<日本>

10位 オシドリ キジ コマドリ 

    サンジャク                  Dsc01853r

5位 タンチョウ シジュウカラ

   ハッカチョウ ハクセキレイ

4位 ガン

3位 クジャク

2位 シラサギ

1位 スズメ

<西洋>                       Dsc01848r

8位 コブハチョウ コウライキジ               

   フクロウ

6位 ワシ カササギ

4位 ゴシキドリ シラサギ

3位 ニワトリ

2位 クジャク

1位 白いハト 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この「鳥選抜総選挙」で日本画、

西洋画ともにベスト3に入っているのが「クジャク」です。

クジャクは西洋にも日本にも生息していない鳥ですが、

派手さでは際立つので、描かれるのではないかと

高橋さんが分析していました。

なお、右のクジャクの写真は旭川の旭山動物園で撮った

インドクジャクで、上がオス、下がメスです。 

☆日本で1位になったスズメはどこにでもいる地味な鳥ですが、

 昔から人の近くに棲んでいる身近な鳥のため、日本画の中で

 一番多く描かれているのではないか。(高橋さん談)

☆西洋で1位になった白いハトは神の使いや平和の象徴として

 宗教画に描かれることが多い。(高橋談)

こんな感じで二人のセッションは終了。


ジュウイチによる騙しの托卵

最後のセッションで話された田中さんはジュウイチ(カッコウの仲間)

による他の鳥を騙して自分の雛を育てさせる:托卵の研究をされており、

騙しのテクニックを披露してくれた。

ジュウイチはルリルビタキなどの巣に卵を産みつけ(産卵は1個)、

リルリビタキなどの他の鳥(仮親)に自分の雛を育てさせる托卵鳥の

一種ですが、仮親の卵に似せた卵を産んで、先ず仮親を騙す。

そしてジュウイチの雛は仮親の雛より早く孵化するので、

仮親の雛や卵を全て巣の外に出し、仮親が運んでくるエサを

独占します。しかし、雛の数が少ないとエサをもらえる回数が

減少するので、それを防ぐため、翼を広げ、巣の中に雛が

たくさんいるように見せかける。

ジュウイチの雛は翼の裏側にある”クチバシ”に似た部分、

具体的には口の中と同じ色をした黄色い皮膚が羽根が生えずに

裸出している部分を見せることによって、仮親は騙される。

つまりジュウイチは仮親の卵に似せた卵を産む性質が

代々受け継がれ、雛も仮親からエサを独占的にもらうため、

仮親の雛のクチバシに似せた翼部分を広げ、騙すという

習性を生まれた時から持っているようだ。

という内容でしたが、ジュウイチの雛がルリルビタキの仮親に

翼を広げてみせている光景を、貴重な映像で説明され、

鳥の世界でも自分が産んだ子を他の親に育てさせ、自分は

自由きままに生きていく怠け者がいるんだということがよくわかり、

大変参考となりました。

今回のシンポジウムには夏休みということもあって、親子連れを

見かけましたが、鳥学会関係者や、大学関係者の方が多かった

ようでした。また、野鳥の会東京の川端さんをはじめ数名の方も

参加され、おおむね今回のシンポジウムはよかったと評価されて

いました。

なお、鳥シンポジウムの情報を教えていただいたバードリサーチの

植田さんはじめ、シンポジウム大判ポスターを提供してくださった

講演者の田中さんに感謝するしだいです。

                                     

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