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2012年12月

不思議なモモタ時計

モモタ時計

今、我が家のリビングに

世界でひとつしかない        Imgp3756br

ステンドグラスで作られた

モモタ時計があります。

モモタは我が家のシーズ犬

ですが、今年6月、天国へ

召されました。

作ったのは、うちのかみさん

です。

モモタが亡くなる少し前から、

かみさんはステンドグラスで

モモタ時計を作り始めて

いましたが、モモタが亡くなり

4ヶ月ほど、製作を中止していました。

その間、作る気力がなくなり、心にぽっかり大きな穴が

開いていたようです。

(時計製作で使ったモモタの写真はこれです)

Dsc03444r

もちろん、私も同様ですが、モモタと14年間、365日、愛犬の

そばにいたかみさんの悲しみは想像以上でした。

しかし、11月、何とか気を取り戻し、時計作りを再開して、

11月に完成させたのがこの時計なのです。


時々、止まる振り子

私がモモタ時計を見ている時は、きちんとしっぽの振り子が左、右、

左と動いているのですが・・・

何でもかみさんが外へ長時間出かけ、帰ってみると

何故か必ず振り子が止まっているそうです。

かみさん曰く、「私がモモタをほったらかしにして、長時間

家を留守にしたから、怒って振り子を止めているのでは

ないか・・・」

そんな、馬鹿な。ホラー小説みたいだけど、あり得ないと

私は思っていましたが・・・

ある日、私が休みの日、かみさんと出かけ、夜遅く帰ってきたら、

秒針は動いているものの、振り子は止まってました。

ひょっとして、かみさんの言う通り、モモタが怒って

いるのかもと私は半信半疑ながら、思いはじめました。

単なる故障だと思うのですが、モモタがそばにいる感じがして、

かみさんはいっこうに振り子を直す気配はない。


モモタのぬいぐるみ

ところで、かみさんはモモタのぬいぐるみも作っていました。

Dsc03456r

モモタが生前、ブラッシングした時や、ペットクリニックで

トリミングした際の抜けた毛をためて、作ったものです。

全身、モモタの毛を使っているので、

モモタそのものなのです。

これも世界にひとつしかない愛犬のぬいぐるみです。

かみさんのモモタへの愛情は、人間以上かもしれないと

私は最近、思うようになりました。

共生!生き物ブランド米!

万葉の鶴の歌

「若浦に 潮満ちくれば 潟をなみ

 葦辺(あしへ)をさして           130br

  鶴(たづ)鳴き渡る」

これは山部 赤人(万葉集)の歌

ですが、要約すると

(和歌浦に潮が満ちて来ると

干潟がなくなるので、アシの

ある岸辺を目指して、ツルが

鳴き渡っていく)となります。

この歌の若浦は今の和歌山市の和歌浦をさし、1300年前、ツル

この地に飛来していたわけです。

ツルは「鶴の恩返し」などの民話に出てくるように、昔から

全国各地に飛来しており、江戸時代には江戸郊外でも

普通に生息していたといわれています。

トキコウノトリも江戸時代、全国各地に棲んでいたようで、

各種文献の記述に出ています。

つまり、明治以前の日本は野鳥天国で、人と鳥や動物

たちが共生していたのです。

それが、明治以降、干潟の埋め立て。里や里山の住宅開発。

鳥獣の乱獲。森林の乱伐。水田の減少や放棄された田んぼ。

農薬や化学肥料の大量散布。などで、自然が失われて

いきました。

そんな社会の潮流に歯止めをかけようと、全国各地で田んぼを中心に

自然を取り戻すべく、地元農家の方や一般市民のボランティアが

立ち上がりました。

それが、生き物ブランド米作りに取り組んでいる方々なのです。


生き物ブランド米って何?

皆さん!「生き物ブランド米」という           Kounotori3_3

言葉を聞いたことがありますか。         

お米の頭にコウノトリだとか

トキといった鳥や小さな生物の

名前を使ったお米です。

ここ十数年来、自然環境への

関心の高まりを受け、日本に

飛来する野鳥や水田に生息

する生き物たちの名前をつけた

「生き物ブランド米」が生産され          Hisikui1_2

ています。                 

これを定義づけると・・・

「農薬や科学肥料の使用を抑え

ることで、水田とその周辺環境の

配慮し、生物との共生を目指して

栽培されたお米」となっています。

これは私が作った全国にある

主な「生き物ブランド米」の

マップです。

Kome1c

野鳥を中心に取り上げていますが、

小さな生き物として             Kounotori2_2

メダカ、ゲンゴロウ、モツゴ、

ダルマガエルなどの生物名を

使ったブランド米もあります。

農薬を少なくしたり、無農薬で

コメ栽培することから、雑草取り

などに多くの人手がかかるため、      Kari_11b

普通に農薬を使っている一般的な

おコメより割高となります。

しかし、環境に配慮し、安心・安全な

おコメで少量生産のため、各地で

「生き物ブランド米」は完売して

いるそうです。

私は探鳥の折、

伊豆沼の冬水たんぼ米、

加賀の片野鴨池の鴨米ともえ、       

湘南のタゲリ米 などを購入し、

わずかですが自然環境保護に

役立ててもらっています。

Tome088c   Tageri009r


生き物ブランド米の認証制度

このブランド米に関し、全国

一律の統一した認証制度はなく、

各地の市町村で独自に認証し、

お米の安全性と品質を保つ

ようにしています。

認証制度の一例として佐渡の         Toki2

「朱鷺と暮らす郷」では

①佐渡市で栽培されたお米で

 あること

②栽培者がエコファーマーの

 認定を受けていること

③栽培期間中、農薬、化学肥料

 の使用を基準比の5割以下に

 すること

④「生き物を育む農法」により

栽培されたお米であること

(佐渡市役所 産業観光部 農業振興課資料より)

以上の4条件を満たした佐渡産コシヒカリが「朱鷺と暮らす郷」の

マークをつけて、JA佐渡が販売することになっています。

(注1)エコファーマーとは・・・

①土づくりに関する技術

②化学肥料を低減する

③化学農薬を低減する

以上の3つお技術全てを用いて、環境にやさしい農業に取り

組んでいること。

(注2)生き物を育む農法とは・・・

(1)水田や江(深み)を設置

(2)魚道の設置

(3)冬期湛水(冬水田んぼ)

(4)ビオトーブの設置

などに取り組み、全ての生き物が安心して棲める水田環境を整備

していること。


冬水田んぼ米

Imgp3744r

先週末、伊豆沼近郊で栽培された

冬水田んぼ米の24年産                                 Imgp3748r

「栗駒自然吟醸米」が我が家に

届きました。

これは完全無農薬で無化学肥料

の安心・安全のお米なのですが、

とにかくうまい。

昨年1月、伊豆沼へ単独探鳥で

行った折、伊豆沼のほとりに

あった伊豆沼農産のショップで

これを購入したのですが、     

家族みんながチョーうまい          Fuyutan2_2

お米だということで、

追加注文したのです。

そして、今年で2回目の購入。

5kgで2,900円。

1.5kgのお試し版で950円と、

普通のお米より割高ですが、

雑草取りも全て人手によって

行っているので、その分、

割高にならざるを得ないと

思います。

炊きたてのこのご飯は色つやがよく、光っており、

もちもちのねばりと甘みがあって、ついおかわりしたく

なるおいしいお米です。

1.5kgのお試し版は親戚に数袋、お年賀で渡すつもりですが、

それを食したあとの感想が楽しみです。

ただこの「栗駒自然吟醸米」は一般流通しておらず、地元の

お米屋さんと伊豆沼農産さんとでしか扱っていない

幻のお米なので、もし、皆さんの中で欲しいという方が

いらっしゃいましたら、伊豆沼農産さんへ直接注文

してください。びっくりするほど、本当においしいですよ!

農業生産法人 有限会社伊豆沼農産
〒989-4601 宮城県登米市迫町新田字前沼149-7
TEL 0220-28-2986  FAX 0220-28-2987  E-Mail
info@izunuma.co.jp

幻の和紙!杉原紙物語

Imgp3632r


杉原紙カレンダー

このカレンダーは幻の和紙と

言われた1300年前の技法に      Kami3

よって作られた、杉原紙による

ものです。

大正末期、この世から途絶えた

杉原紙を40年ぶりに復活させた

地元の町立杉原紙研究所から

買い求めました。

カレンダーの独特な紙の風合い

に感激しましたが、それ以上に

同研究所から送られてきた

お手紙は、感動そのものでした。

最近、訪れた神奈川県立金沢

文庫で開催されていた鎌倉時代の       Aikawa3

特別展で見た古文書の手紙と

ほぼ同じ紙でした。

古文書の手紙は裏表に墨書され

少しヨレヨレになっていましたが、

送られてきた杉原紙と同じ紙に

鎌倉人お相手への思いを綴った

かと思うと、私は鎌倉時代へ

タイムスリップした感じになりました。


和紙の誕生


世界で紙が誕生したのは、

中国の後漢時代、蔡倫という          Seeyou2012_10_washi

宮中の長官が、書写材料に

適した紙を研究し、105年に

完成させたことによります。


日本への紙の伝来


日本に紙の製造法が伝わったのは、610年、高句麗の曇徴と

いう僧によると言われています。

日本で紙の必要性が高まったのは、仏教のためだと言われて

おり、写経に使う紙として、完成度を高めていきました。


和紙の製造


製紙技術の伝来から100年経過して、本格的な紙の国産化が

始まりました。

「正倉院文書」によると、天平9年(737年)には、美作、播磨、

美濃、越などで紙すきが始まったとされています。

Sugiw5


杉原紙のルーツ


「正倉院文書」に出ている播磨は、現在の兵庫県多可郡多可町の 


北部、杉原谷をさし、ここで紙を漉き始めたのは7世紀後半と

推定されています。

奈良時代、杉原紙は「播磨紙」と呼ばれ、紙の質や生産量から

日本一の紙と謳われていたそうです。

平安中期から室町末期まで杉原谷は藤原摂関家の荘園

とされ、「椙原庄」と呼ばれ、ここで漉かれた紙を「椙原

庄紙」と言われた。

それが「杉原紙」と変わってきたというわけです。


杉原紙の用途


杉原紙は奈良時代、もっぱら 

写経用紙に、鎌倉時代には       Sugiw4_2

幕府の公用紙に用いられ、

貴族や僧から武士にも普及

していきました。

室町時代中期からは次第に

一般庶民にも普及。

証書や手紙、本の印刷用紙にも使われ始めました。

江戸時代に入ると浮世絵や錦絵の多色刷りの版画の

用紙として大いに用いられ、その名が全国に広がりました。


杉原紙の製造工程


杉原紙が1千年以上の長きに

渡り、天下の名紙としてその       Kouzo

名をとどろかせたのは、

杉原谷に自生していた

楮(こうぞ)、深い谷の奥から

湧き出る清らかな水、それらが

良質であったことにあります。

そして、自然の恵みを巧みに活かした祖先のたゆまぬ努力と

工夫を積み重ねた結果なのです。ところで、杉原紙の製造工程は

大きく12通りの行程を経て、完成されます。

1本の原木が1枚の紙になるまで、約1ヶ月かかりますが、

原木50キロで、和紙1.5キロ作られるという極めて少量の

生産となっています。

Sugiw2

最初の①楮狩りにて原木を秋に刈り取りから

「杉原紙の行程」に説明されている通り、最後の⑫選別に

至る行程は、全て人手によって行われています。

機械でなく人手による紙作りはその分、人のぬくもりが感じら

れるわけです。


杉原紙の栄枯盛衰


杉原紙は江戸時代に隆盛を

極め、杉原谷は300軒もの      Sugiw1

製紙業者であふれていたの

ですが、明治時代、西洋紙が

日本へ上陸し、西洋紙に圧倒され、

大正14年、消滅していったのです。

それから50年近く経った

昭和47年、地元の方たちが

杉原紙を復活させようと、町立の

杉原紙研究所を設立。昔ながらの技法で杉原紙をすき

始め、今日に至っているのが、杉原紙復活の物語です。

07_ken3b


楮(こうぞ)の一戸一株運動


1300年の時を超え、杉原紙が再び蘇ったわけですが、江戸時代、

紙の需要拡大にともない、楮が大幅に減少してしまいました。

そこで、昭和6年から町で「こうぞの一戸一株運動」を始め、

原木の自給を進めているとのことです。

Kami4


製造工程のイラスト


そんなわけで、杉原紙で作られた来年のカレンダーを、1枚1枚                              

眺めながら、イラストで描かれた製造工程に、なるほど、なるほど

と感心している私です。

Sugiwarasi

杉原紙研究所   http://www.takacho.jp/sugiharagami/

679-1322 兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽768-46
TEL:0795-36-0080 FAX:0795-36-0080

(注)カレンダーの申し込みはブログより

http://blogs.yahoo.co.jp/sugiharagami

中世鎌倉人の手紙:女性編

紙背文書(しはいもんじょ)

その昔、和紙が貴重品であったため、手紙など使用済みの

面を反故として白紙の状態である裏面を利用して、別の文書を

書くという習慣が人々の間で根付いていました。

後で書かれた文書が主体となるので、先に書かれた文書が

紙背(しはい)となり、裏文書とも呼ばれています。

和紙の再利用法は昔の人達による生活の知恵であり、

着物の再利用習慣と合わせ、エコーなリサイクル概念が

昔の人々にはあったようです。

ここに今からおよそ700年前の鎌倉時代後期に書かれた

1通の手紙があります。


秋の分の小袖 氏名不詳書状

Img_0008r

氏名不詳の女性の手紙ですが武士の妻か一般女性の物と

思われます。

「秋のふんのはうしやの御小袖を、いまたまいらせ候ハさりける。

あさましく候て、まいらせ候。このよしを申させ給へく候。

あなかしく。」

この古文書を解釈すると

「長老様の秋用の小袖を、まだ差し上げてないことに気づき

ましたの。とんでもない不始末で、嘆かわしく思いますわ。

(急ぎ)お送りします。どうか、お詫びを申し上げて下さいな。」

と言うようになるそうですが、解釈したのは私ではなく

栄光学園の教師をされている相川高徳氏です。


中世鎌倉人の手紙を読む:女性編

で、これは相川氏の著書

「中世鎌倉人の手紙を読む:      Img_0002r_3

女性編」から、   

私が抜粋したものです。

<日本人は昔から、季節ごと

衣替えをしてきています。

いつも、秋には秋用の小袖を

長老様に献上していたのに、

今年はうっかりして忘れて

しまいました。この不始末は、

自分でも驚き呆れるばかりだと、    Kanazaw_005r

この女性はお詫びの手紙と

ともに、秋の小袖を長老様に

送ったようです。

この時代、長老だけでなく

僧侶たちに、春夏秋冬、

新調した衣類を贈り、また、    Img_2415r

機会あるごとに、

「すすぎもの(洗濯物)」の

奉仕をしていたということが、

金沢文庫古文書の数多くの

女性の手紙から分かる>と     Dsc02675r

相川氏が説明されています。

このような手紙が金沢文庫に

古文書として4,149通、保管されて

おり、国宝として重要文化財に

指定されています。

古文書は                 Kanazaw_018r

①武士書状

②僧侶書状

③氏名不詳書状

④所務(しょむ)書状

⑤印信許可(いんじんこか)

と5種類に大別されており、

この手紙は③の氏名不詳書状に

あたるわけです。

相川氏は金沢文庫の古文書に出会い、以来、古文書(手紙)の

解読をライフワークとして、日々、取り組んでいるそうです。

彼曰く。全部の手紙を解読するのに、後100年はかかると。

ところで、金沢文庫の古文書は、700年の時を超え、

鎌倉人の暮らしぶりが鮮明に蘇る、正に貴重な国の宝です。

相川氏の書を読むと、鎌倉女性がいかに謙虚につつましやかに

暮らし、ささやかな楽しみを見つけては、その喜びを周囲の人たちに

分け与えていたという様子がうかがえます。

Aikawa2

茶の実・・・去年いただいた茶の実は植え方が悪く(失敗して)、

      芽も出さずじまいでしたの。今年も挑戦するので、

      茶の実を少し送ってくださいな。

Aikawa3

藤・・・称名寺の裏山の藤の花が見ごろと聞いて、見に行きたい

    のですが、病気で湯治をしているので、行けません。

    せめて、煎茶?を差し上げたい。(藤花見物と新茶を

    飲むのを楽しみにしていた様子)

その他

立花・・・仏前に供える花を送ります。水を毎日新鮮なものと

取り替えれば、10日ばかりは葉も萎れませんわ。

(必要な時は仰ってくだされば)花を送りますわ。

栗拾い・・・こちらの山の栗を女房たちが拾いましたので、

       お坊様たちにも、この栗を拾って欲しく、お誘いの

       お手紙を差し上げましたの。それがかなわないなら

       少し拾った栗を贈りますわ。

などなど。


「カフェギャラリー&窯 ばおばぶ」

H1_galerie3r

ところで、相川氏は私の大学の          

先輩であり、かつ、同じクラブの             Imgp3369r_3

先輩でもあるということを、

最近知りました。

確かにどこかで聞いた名前だな

と思っていたのですが・・・

金沢文庫の称名寺を訪れた帰り、

お寺近くの「カフェギャラリー&窯

ばおばぶ」に寄った際、カフェの主          Dsc02694r_3   

(大学先輩の女史)から相川氏の

事を知ったというわけです。                  

相川氏は理工学部卒業の理系の

方で、古文書は全くの素人だった

そうです。それが、金沢文庫で

古文書の手紙に出会い、以来、     Imgp3371r

手紙の解読に埋没していった

とのことで、今や中世鎌倉時代の

古文書解読第一人者になられて

います。

私は称名寺や金沢文庫へ

行った折、先輩のカフェで

オーガニックコーヒーを飲みながら、祈りや人生の事、

健康の事、お店のお客さんのことなど、いろいろ話すことが

楽しみになっています。

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