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オシドリ考

オシドリの鳥類上の分類と分布

分類:カモ目カモ科オシドリ属               Canon_037r

分布:東アジアのみに分布

中国、ロシア南東部、朝鮮半島、

台湾、日本など。

日本では北海道、本州、九州

などで繁殖。冬は本州以南

(四国含む)へ南下し、越冬する。     Pentax_037r

オシドリの形態

全長:オス 48cm メス 41cm

翼長:オス 21~24.5cm

     メス  21.7~23.5cm

翼開張:68~74cm

体重:オス 0.6kg  メス 0.5kg        Pentax_089r

オシドリの生態

渓流、湖沼などに生息。

上高地周辺の水辺でも見られる。

水辺の木陰を好み、開けた水面

にはあまり出ない。                       Dsc04054r

木の枝に留まることもある。

食性は植物食傾向の強い雑食で、

水生植物、果実、種子、昆虫、

陸棲の貝類などを食べる。

陸上でも水面でも採食を行う。

繁殖形態は卵生。4~7月に            Canon_035br

山地の渓流や湖沼の周辺に

ある地表から10m以上の高さに

ある木の樹洞に巣を作る。

9~12個の卵を産む。

メスのみが抱卵し、抱卵期間は

28~30日。雛は孵化してから

40~45日で飛翔できるようになる。

厳冬期には数十羽から数百羽の群れを作ることもある。

以上のオシドリに関するうんちくはウィキペディアと野鳥観察図鑑に

よって、編集、作成しています。


オシドリの暮らしを激写?

群れる

Pentax_074rr  Pentax_052brr

ツーショット1(オスとメス)

Pentax_081cr

ツーショット2(オスどおし?何なの?)

Pentax_111rr

ツーショット3(成鳥オスとオスの幼鳥:成鳥の子供? あり得ない光景)

Img_0789r

スリーショット?(オスとメスにその子供?のオスの幼鳥?)

成鳥のオスはメスとつがいになって、雛が育つと、

別の相手を探しにオシドリの群れに入っていく。

あり得ない光景だ。

Img_0795r

オスの雄姿とメスの羽ばたき

Img_0781r  Dsc04048r

囲いこまれたメス

Pentax_067brr

逃げ足の速さ(何かの音に驚き、一斉に逃げ出す)

Pentax_079rr

オスのエクリプス?(左側)

Pentax_063r

オシドリ夫婦?(待ってたよ!今戻るよ・・・)

Pentax_119brr

潜水(メスが1分程度潜水し、浮上した様子:左から連続で)

Img_0791r  Img_0792r  Img_0794r

オシドリはいつの時代から

オシドリはいつの時代から、歴史上、登場したのでしょうか?

オシドリは鶴やトキなどと同様、古くから日本人に愛されてきています。

オシドリは記紀万葉の時代から日本人に愛され、数多く、歌に

詠まれてきているのです。

日本書紀に野中川原満(のなかのかわらのまろ)が

造媛(みやつこひめ)の死を悲しむ中大兄皇子に献った歌として

「山川に鴛鴦(をし)二つ居て 偶(たぐ)ひよく偶へる妹を

誰(たれ)か率(ゐ)にけむ」というのがあります。

通釈:山中の川に、オシドリが二羽並んで泳いでいるように、

    仲良く私と寄り添っていた造媛(みやつこひめ)を、

    誰が連れ去ってしまったのか。

また、万葉集では 巻二十 治部少輔・大原今城真人 が詠んだ

「磯の裏に常呼(つねよ)び来住(きす)む 鴛鴦(をしどり)の 

           惜しきわが身は 君がままに」 が有名です。

通釈:「(中臣清麻呂さま邸の)池の裏で、常に呼び合って棲みつく

(のはオシドリのつがいですね)。”をしどりの”『惜し』いわが身

ですが、あなたとともに(この時代を盛り立てて生きて

行きたいものです)」

もうひとつ。ちょっと滑稽な歌として

古今和歌集 672番 よみ人知らず で、こんな歌があります。

「池にすむ名を をし鳥の水をあさみ 

            隠るとすれどあらはれにけり」

通釈:池に住んでいる、あの名前を惜しむというおしどり、

水が浅いので、隠れようとしているが丸見えなんだね。」

池の水が浅くって、水中に潜っても、その姿が丸見えという

オシドリの滑稽な様子を、現在の自分の心境に重ねあわせて

います。忍ぶ恋を隠すことができず、その評判が立ち始め、

あせっている自分の姿が、滑稽なオシドリと同じだと。


オシドリの生息数推移

さて、オシドリは日本にどのくらい生息しているのだろうか?

ここで、環境省が毎年1月中旬に実施している「ガンカモ類の生息調査」

データを利用すると、こんな生息傾向が見られます。

第1回調査が昭和44年度(1969年)で、直近調査の平成24年度

(2012年)と比較すると、44年間で生息数が272.6%も

増加しています。カモ類全体の増加率が145.7%

環境省:ガンカモ類の生息調査を調べる・・・を参照)なので、

かなり大幅な増加数です。ここ数年、25,000から29,000の

オシドリが全国に生息しています。

次に載せた「オシドリ年度生息数推移」をご覧ください。

Osi2

2000年代に入ってからの増加率が凄いですね。

全国各地にあるオシドリ飛来地で、地元の方々が彼らの

好物のどんぐりを確保するため、カシの木の仲間や

コナラ、クヌギ、ミズナラなど広葉樹を植樹していく努力が

実を結んでいるのではないでしょうか。


生息数ベスト10県

平成24年度でのオシドリの生息数ベスト10県をあげると、

次のようになります。

1位 奈良県 2,921

2位 山口県 2,244

3位 広島県 1,690

4位 宮崎県 1,583

5位 長崎県 1,543

6位 高知県 1,500

7位 大分県 1,473

8位 島根県 1,356

9位 愛媛県 1,036  

10位 鳥取県  945   と、ほとんど西日本。

中国、四国、九州が多いわけで、これは冬場、

オシドリが西日本地域へ南下し、越冬するからでは

ないでしょうか。


調査地点ベスト10

次に調査地点でのベスト10(平成23年度が最新)は

1位 物部川杉田ダム 高知県香美市 1,067

2位 日野川 鳥取県日野町 992

3位 鹿野川ダム 愛媛県大洲市 882

4位 須賀川ダム 愛媛県宇和島市 610

5位 宮ヶ瀬湖 神奈川県相模原市 608

6位 池原ダム 三重県下北山村 580

7位 神路ダム 三重県志摩市 567

8位 長島ダム 静岡県川根本町 519

9位 二津野ダム 奈良県十津川村 493

10位 長安口ダム・那賀川 徳島県那賀郡 372

となり、ほとんどがダム。オシドリは人が近づかない

ダム、ダム湖でひっそりと暮らしているという感じですね。


オシドリが自治体指定の鳥

ところで、オシドリを県の鳥や市町村の鳥に指定している

所があります。

県の鳥  山形県 鳥取県 長崎県

市の鳥 鯖江市(福井県) 佐野市(栃木県)

     飯山市(長野県)

町の鳥 十和田湖町(今は青森県十和田市)

     太子町、相模湖町(今は神奈川県相模原市)

     日野町(鳥取県)

村の鳥 皆瀬村(今は秋田県湯沢市)

     大山田村(今は三重県伊賀市)

もっと、県や市町村指定があると思ったのですが、

意外に少ないですね。


オシドリ夫婦の由来

話題を変えて「おしどり夫婦」の由来について調べてみると、

古く、中国の春秋時代(前8~前5世紀)の故事、「鴛鴦(えんおう)の

契り」に由来していると言われています。

鴛(えん)はオス。鴦(おう)はメスのことで、雌雄がつがいになって

離れないことから、夫婦の仲睦まじいことの例えとして使われている。

「鴛鴦の契り」を説明すると、長くなるので、要点だけ述べることにする。

宋の康王が部下韓憑の妻を奪い、夫が自殺。妻も後追い自殺。

王は激怒してふたつの墓を離れ離れにしたところ、それぞれの

墓の下から梓の木が生え、その木によって、ふたつの墓は

合わさった。そして、木の枝につがいのオシドリが棲み、

一日中、悲しげに鳴いたとのこと。宋の人々はつがいの

オシドリが韓憑夫婦の生まれ変わりと信じたそうです。

こんな感じでオシドリについて、最新データをも使いながら、

ここまで考察したのは、ひょっとして、日本で初めて?

鳥の専門月刊誌「BIRDER」を超えたかな?

後は、ご覧になられた皆さんの感想を頂きたいですね!

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