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ヤンバルクイナ見聞録!

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樹上のヤンバルクイナ

日の出(6時11分)前の5時43分、車内で待機していた

娘婿が突然、小声で「あそこに何かいる」とささやいた。

窓越しの木の枝に黒い生き物が止まっていた。

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まだ暗がりだったが、ヤンバルクイナに間違いないと思った。

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しばらくして、その生き物は枝から木の幹に移り、地上へと下りた。

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赤いくちばしと赤い足。まぎれもないヤンバルクイナだ。

これが私たちとヤンバルクイナとの初めての出会いでした。

先週末、家族と沖縄観光旅行した際、2日目の早朝、

4時半にホテルを出て、ヤンバルクイナが出没するという

観察ポイントへ、娘婿と二人で車を飛ばし、1時間かけて到着。

鳥仲間たちのアドバイスで、ヤンバルクイナに会うことができた。

鳥仲間に、感謝!感謝!です。


ヤンバルクイナが何故、木の上に?

ヤンバルクイナは飛べない鳥だと言われている。それが木の上に。

ジャンプ力が強いのか?飛んで木の上に止まったのか?

答えは木をよじ登って、枝でお休みになっていたようだ。

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ヤンバルクイナは発達した太い足(上の写真例)とつめで、

木登りをして夜、木の上で寝るそうだ。

木の上のヤンバルクイナを見たのは、珍しいことかも知れない。


ヤンバルクイナとは

ヤンバルクイナ(山原水鶏)は鳥綱ツル目クイナ科に属し、

世界で、沖縄北部のヤンバル地域にしか生息していないクイナ。

全長30センチ。体重420グラムでキジバトより小さい。

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ヤンバルクイナは1981年、山階鳥類研究所の研究員によって

発見され、鳥の世界で未知の鳥であることが発表された。

1985~1986年では、その推定生息数が約1800羽だったのが、

2005年には717羽と激減。

ヤンバルクイナは、環境省のレッドリストで、絶滅のおそれの高い

「絶滅危惧IA類」として記載されています。


ヤンバルクイナは何故減少?

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沖縄には昔からヤンバルクイナの天敵となるような肉食動物が

少なかった。ヤンバルクイナはそのため飛んで逃げる必要が

ないので、地面を走り回ってエサをつかまえる鳥に進化したようだ。

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ところが、沖縄本島にハブの駆除として導入された

ジャワマングースが北上して、沖縄本島北部のヤンバル地域に

侵入し、捕食され減少しているのが最大の原因と言われている。

ハブ駆除で野に放ったマングースが裏目となって、ヤンバルクイナの

減少に拍車がかかっているようだ。

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それと、エサを探しに道路に飛び出し、車に轢かれるケースや、

道路の側溝にヒナが落ちて這い上がれず、死んでいくケースも

多くあるという。

ところで、国や行政は以下のような対策をされている。

1982年、国ではヤンバルクイナを国しての天然記念物に指定。

1993年、種の保存法施行に伴い、「国内野生希少動植物種」に指定。

2000年から沖縄県(2001年より環境省)によるマングース

駆除作戦。マングースの北上を阻止するため、本島の東西を

横断するフェンスの設置。

1999年、やんばる野生生物保護センターの設置。

NPOによるヤンバルクイナ救急救命センターの設置。

2007年、環境省が人工繁殖事業を開始。

と、いろいろな手を打たれ、最近、ヤンバルクイナの減少に

歯止めがかかったと言われているが、実態は定かではない。


何故、道路に飛び出すのか?

ヤンバルクイナは早朝と夕方、エサを探しに道路に出てくると

言われている。

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ヤンバルクイナの好物は昆虫、甲殻類、両生類、爬虫類、種子など。

で、道路脇に堆積した落ち葉などの中に、エサとなるミミズや

カタツムリなどが豊富にいるため、道路に出てくるようだ。

さらに側溝の落ち葉や腐葉土にもエサとなる虫がいるので、側溝に

何回も下りて、エサを探す光景を見かけた。

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つがいを発見!

今回、ラッキーなことに、ヤンバルクイナのつがいを発見。

道路わきの草むらから道路に出てきた2羽。

その様子から、つがいと判断。距離は30メートル。

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左がメスで右がオス。(ヤンバルクイナに詳しい方が判別)

2羽、寄り添って歩き、羽づくろいしている光景に

ほぼのとした夫婦愛を感じました。

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歩き方に特徴!

彼らが歩く姿を観察していると、かなり大またで、足を上に上げて

歩いているのがわかる。

これが鳥かと疑うほど、およそ鳥らしくない鳥だ。

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羽づくろいするヤンバルクイナ

首を180度回して羽づくろい。首がやわらかいのかな?

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羽づくろいに忙しい?

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何かをくわえたヤンバルクイナ

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ヤンバルクイナ出没地点で、1時間ほど観察した後、

観察ポイントを、6時半過ぎに出発し、ホテルへ戻ったが、

途中、1羽のヤンバルクイナが車の前を横断。危ないところでした。

動物たちの飛び出しに注意しながら、徐行運転していたのですが・・・

おそらく、県道を飛ばして走っていると、ヤンバルクイナを

轢くことはあるかなと、最後に思い知ったしだいです。

沖縄まで、ヤンバルクイナへ会いに何回もでかけ、会えなかったと

いう話しをよく聞く。

私たちは一発必中で、彼らに会うことが出来、運が良かった。

神に深く感謝するしだいです。

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