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南部の火祭り

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南部火祭りの由来

毎年、8月15日に山梨県南部町の富士川で「南部の火祭り」が

開催される。

この火祭りは、夏の風物詩として多くの観光客を集めている。

その由来は・・・

火祭りは文字通り火を焚く祭りで、毎年8月15日の盆の送り火や

川施餓鬼(川で溺れた人の霊を供養したり、川でとれた魚介類の

霊を祭る行事)として行われてきた荘厳な儀式であった。

と同時に稲作を病虫害から守るための虫送り行事を

兼ねたものであると伝えられている。

この祭りの起源は定かではないが、舟運のさかんになった

江戸中期の元禄時代頃からであろうと推定され、

かつては富士川下流域の各地で行われていた行事であったが、

今では殆ど影をひそめ、伝統行事として大規模に伝承されて

いるのはこの「南部の火祭り」だけであるという。


火祭り前

私がこの地を訪れたのは2002年の8月15日のことで、

この日、30度を超す暑い日差しの中、4時頃到着した。

最寄駅は身延線内船駅で、徒歩10分程度で火祭りの

会場に着いたが、多くの見物客は車で来ているようだった。

会場付近には既に出店が並び、早々と花見のように

シートで場所確保するという光景が見られ、見物客の力の入れようが

半端でなく、あっけにとられた。

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富士川の両岸には「百八たい」と呼ばれる薪の山が2kmに渡って

設置され、準備万端。

「百八たい」とは・・・もともと仏教の「百八煩悩を絶つ」ということに

由来しているといわれ、文字通り108の薪の山が並んでいる。

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火祭りのイベントスケジュール

会場の係りの方からいただいたパンフレットによると

6:40~ 南部火祭り太鼓

6:40~ 投げ松明(たいまつ)

7:30~ 灯篭流し

7:45~ 大松明点火

8:00~ 百八たい点火

8:10~ 花火大会

8:20~ 盆踊り

という予定になっており、現在も同じように進行されているようだ。


投げ松明(たいまつ)

太鼓を叩く音が河原に響くと同時に、最初のイベントの

投げ松明が行われる。

投げ松明とは・・・「蜂の巣」と呼ばれる麦わらで編んだ籠を載せた、

高さ10数mもある竿を川原に立てる。

夕方日没になると、手に手に松明をもって集まった子供達が、

投げ入れの合図とともに、点火した松明を片手でクルクルと

回しながら、頭上の蜂の巣目がけて投げ合うのが投げ松明。

うまく松明が命中すると、蜂の巣が天空で火の塊となって

燃え上がる。燃えつきたあと、竿を揺さぶると、あたかもクス玉を

割ったように火の粉が折からの風に乗って飛び散っていく様は

まことにお見事。

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大松明点火

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次が大松明点火だが,大松明は町内各寺院から古くなった

塔婆を集め、積み重ねて山となし、大松明に仕上げられている。

僧侶による読経のなか、点火され、煌々と照らす塔婆の炎と

低く流れる読経が闇の川辺に幽玄な響きをもたらしていく。

燃える炎が火の勢いや風の向きによって、様々な梵字に

見えたりして、思わず合掌してしまった。

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百八たい点火

いよいよクライマックスの「百八たい」点火。

8時にサイレンが鳴り、108個の「百八たい」が一斉に点火される。

百八つのかがり火は一度に燃え上がり、川原は勿論のこと、

近くの山や空も真赤に染めて、焔は川面に映り、2倍の焔となって

辺りを火の海の饗宴に包んでいく。

折から打ち上げ花火の連発と相まって、天と地も絢爛豪華に

彩られていく。まさに幻想の世界にひきこまれていく感じであった。

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私はこれらの光景を見て、終電に間に合うよう急いで内船駅に

戻った。

真夏の火祭り祭典。暑い日の暑い祭典に、

私は心が浄化されたような気がしました。

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